講師:永易 至文 氏 講師プロフィール:NPO法人パープル・ハンズ事務局長 昭和四十一年愛媛県生まれ。90年代より同性愛者の市民運動に参加 大学卒業後、出版社勤務を経てフリーランス編集者、ライター 同性愛者・性的マイノリティなどをテーマに取材、著述を重ねる 二〇一三年、行政書士取得 同年、性的マイノリティの老後を考えるNPO法人パープル・ハンズ設立、事務局長に就任
------------- <講演録> 永易至文です。今日はお招きをいただきまして本当にありがとうございます。 昭和41年(1966年)生まれでして、1990年代からいろいろとこういった性的マイノリティの当事者運動に参加してきました。 今はテレビでも新聞、雑誌等でも、セクシュアルマイノリティとかLGBTとかそういった言葉を聞くことがあって、一種ブームみたいな感じだと思います。実は1990年代にもちょっとだけこういったブームのような時期があったんですね。急に女性雑誌とか、週刊誌なんかでゲイ、男性同性愛者が取り上げられる時期がありまして、ゲイブームといわれる時期がありました。当時若者だった僕らは、そういう情報を通じて自分と同じような人がこれだけ社会にはいるんだということが分かって、当事者の活動が盛んになってきて、その中で自分を受け入れ、プライドを持って一生を生きていきたいと思った世代なんです。 それから25年経ちました。僕も今年の夏で50歳のいいおじさんになってしまいました。 性的マイノリティとして自分を受け入れてはいるけども、この先、老後とかそういったことを踏まえてどう生きていったら良いだろうということがいろいろと気になるわけです。・・・・ (2016/12/8「いのちを見つめる集い」より)
〈講演内容の公開はここまでです。講演録『みちしるべ』は会員の皆様にお送りしています。〉
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