仏教情報センター推薦・紹介

 

中村 元

東京大学名誉教授

設立十周年記念誌より

「如是我聞」の実践

仏さまのおことばが、「如是我聞」とお経に説かれているとおりに、電話に乗って伝えられますことは、お経に述べられた状景がそのまま現代の極度に発達した文明社会の中に実現されることになります。世の中を明るくして頂くことになります。有難いことです。


松原 泰道  

南無の会会長    

設立十周年記念誌より

なぐさめをもとめて泣きしわれなれど

ささげて生くるよろこびをぞ知る

慈悲の悲(カルナー)はうめきの語感を持ちます。自分が悲苦を体験してはじめて他の悲苦に共感し、共に痛手を癒さずにはおれないうめきで、頭記の和歌にこの思いを深く致します。


奈良 康明  

駒澤大学教授      

設立十周年記念誌より

釈尊の御精神に学ぶ

道理と表現が備わった教えとは、聞く人が良くわかる教えということである。単に説くだけでなく、説く本人の行いを清らかにする反省をも忘れてはならない。


金岡 秀友  

東洋大学名誉教授 

設立十周年記念誌より

仏の手のぬくもりを伝える

仏の手はあたたかいがただ頭を撫でているだけでは、そのぬくもりは伝わらない。「鬼手仏心」ということばのあるとおり、手術を行って患部を取り去る医師の手のように、仏の手はきびしく暖いことを忘れてはなるまい。


扇谷 正造

評論家

「仏教ライフ」創刊号より

まさに言辞施

雑宝蔵経の中に無財の七施というのがある。どんな貧しい人でも、また、寝たっきりの病人でも七つの施しができるというもので、仏教の慈悲の精神を表している。仏教情報センターのテレフォン相談は、まさにこの言辞施にあたる。ギスギスした現代における一つの光明であると思う。


森  敦   

作家

「仏教ライフ」創刊号より

霊障やたたりに対する不安に

明解な回答を示すことに期待

仏教は葬儀や法事など、死者に対する儀礼を事とするものだと一般に思われているようですが、ブッダは現に生きている人間に向かって語りかけられたのだということを思い起こす必要があるのではないでしょうか。(談)

 

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